公務員になるにはやっぱり法学部に入った方が有利なんですか? 経済学部に通いながら専門学校で勉強するっていうのは大変ですか? あと警察官に確実になるには、どのくらい勉強したら良いのでしょうか?
まず、公務員をめざす場合の学部ですが、特にどの学部に行ったから有利になるということはないと思います。
ただ、目指す公務員の種類によって、大学の法学部で勉強しておいた方が良い職業もあります。たとえば弁護士・検察官・裁判官をめざすのであれば法学部などで法律の勉強をした方が良いでしょう。
また、公務員試験の勉強ができる専門学校もたくさんあります。大学と異なるのは、2年間という短期間で学ぶため、早い年齢で試験にチャレンジできるところです。そのために授業は試験対策がメインになってくるでしょう。また、受験ができる公務員試験の種類(国家公務員はⅠ種・Ⅱ種・Ⅲ種、地方公務員は上級・中級・初級に区分されます)も異なります。
公務員の中でも、何を目指すかによって大学なのか専門学校なのかという選択肢も違ってくると思います。
また、法学部・経済学部・専門学校の違いを知りたい場合は、オープンキャンパスや体験入学に参加してみるのはどうでしょうか。それぞれに進学するのはどんなメリットがあるのかが、より具体的に分かると思います。
最後に、警察官についてです。警察官の試験の種類は「Ⅰ類」「Ⅱ類」「Ⅲ類」があり、Ⅰ類は大学卒業程度、Ⅱ類は短大卒業程度、Ⅲ類は高校卒業程度と受験資格も違います。上級資格のほうが勉強に時間がかかるでしょうし、合格後の配属先の選択肢や昇進も異なります。どの種類を選ぶかによって、勉強に必要な時間も異なってくると思います。また、警察官の場合は公務員試験に合格したのち、警察学校に入学して実務の勉強や柔道、剣道などを学び、卒業してはじめて業務に就くことができます。(おおたき)
2006年08月更新