将来、警察の交通機動隊に所属するためにはどのような進路を選べばよいのでしょうか。
機動隊は警察にある部隊の1つですから、まずは警察官にならないと始まりません。警察官は高卒でもなれる職業で、各都道府県で実施されている警察官採用試験を突破する必要があります。高卒程度の警察官採用試験は9月中旬~10月中旬にかけて行われ、試験内容は筆記試験や作文、適性検査、体力試験、面接です。申し込み時期や試験日の詳細は各都道府県によって異なります。早めに調べておきましょう。
体力試験でよく課される種目には、腹筋、腕立て伏せ、反復横跳び、握力、バーピースクワット、立ち幅跳び、20mシャトルラン、1500m走などがあるようです。どの種目が課されるのかは各都道府県警察が配布している受験案内を確認できます。筆記試験対策にくわえて体力試験に向けた準備もしておきましょう。
そのほか、応募の条件に身体条件があります。各都道府県で異なるものの、おおむね以下のような基準です。
身長:男性の場合で160cm以上 女性の場合で155cm以上
体重:男性の場合で47kg以上 女性の場合で45kg以上
胸囲:男性の場合で78cm以上 女性の場合で奈良以外は基準無し
視力:両眼とも裸眼視力0.6以上 または矯正視力1.0以上
色覚:正常であること
その他:関節及び五指の運動が職務遂行に支障のないこと
晴れて警察官になれたとしても、必ずしも交通機動隊に配属されるとは限りません。まずは交番に勤務したのちに様々な部署に配属されます。交通機動隊としての素質を伸ばしたり、上司に希望を伝えたり、希望の配属となるようにアピールしましょう。
2022年02月更新