私は今、美術大学と専門学校のデザイン系の学科のどちらに進学するかで迷っています。この二つの学校の違いってなんですか? 就職時の待遇も違ってきますか?
デザイン系の専門学校は、基本的に2年課程で課題がたくさん出されますので、忙しく、課題の提出に追われることがあります。しかし、当然のことですが、卒業すると早く仕事に就くことができるといった利点があります。
それに比べ、美術系の大学は4年課程になりますので、専門学校より深い内容で、比較的ゆったりと学ぶことができ、じっくりと腕を磨くことができます。
また、就職先の企業側からは、デザイン系専門学校卒の場合、技術や知識を評価されることが多いのに対し、美術系の大学卒の場合はそれに加え、教養や広い視野を評価されることが多いと思います。
私の経験から、美術系大学に進学する人は、競争率の高い受験を通過しなくてはならないので、将来の目標をしっかり持った人が多かったです。そして就職の際も、この部分は評価されます。
どちらが良いかすぐには決められないようでしたら、まず美術系の大学を目指して、がんばってみてはいかがでしょうか。
また、就職のときは、最終的にはデザイン力・技術力などがどれだけ身についているかを見られますので、学校に所属して学ぶだけでなく、個人的にも努力していくことが大切だと思います。 (ツチダ)
2006年07月更新