身体的・精神的に障害を抱えていたり、さまざまな理由により健全な日常生活を送ることができなくなった人の相談に応じ、援助方針を考え、医療制度・介護保険制度・年金制度などを利用しながら問題を解決するように導いていく専門家。
ソーシャルワーカーとも呼ばれ、高齢社会・福祉社会を担うスペシャリストとしての活躍が期待されるなど、有資格者に対するニーズは高まっています。
社会福祉士になるには、高校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、法律で定められた学校・指定養成施設等で学び、国家試験に合格して、厚生労働大臣の免許を取得するのが一般的です。
*地方公務員として、社会福祉士と似通った相談・指導・援助業務を行うのが「社会福祉主事」です。
社会福祉主事は、公務員試験に合格して実際に採用された後、福祉現場に配属されて初めて効力を発揮する「任用資格」です。
社会福祉主事任用資格は、学校または養成所で指定された科目を履修することで取得可能です。
(1)福祉系大学、専門学校等(4年)で指定科目を修了する。
(2)福祉系短期大学、専門学校等(3・2年)で指定科目を修了し、相談援助の実務経験(1・2年)を積む。
(3)福祉系大学、専門学校等(4年)で基礎科目を修了、または福祉系短大等(3・2年)で基礎科目を修了後に相談援助の実務経験(1・2年)を経て、短期養成施設等(6カ月以上)で知識・技術を修得する。
(4)大学卒業後、一般養成施設等(1年以上)で知識・技能を修得する。
(5)短期大学、専門学校等(3・2年)を卒業後、相談援助の実務経験(1・2年)を経て一般養成施設等(1年以上)で知識・技能を修得する。
(6)指定施設(更生相談所等)における4年以上の相談援助の実務経験の後、一般養成施設等(1年以上)で知識・技能を修得する。
【問合せ先・関連団体】
■公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
TEL 03-3486-7521(試験室)
URL http://www.sssc.or.jp/
■公益社団法人 日本社会福祉士会
TEL 03-3355-6541(代)
URL http://www.jacsw.or.jp/
福祉事務所、児童相談所、身体障害者更生相談所、社会福祉協議会、保健所、保健センター、精神保健センターなどの行政施設、一般病院、精神病院、老人病院、老人保健施設、特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター、身体障害者療護施設などの社会福祉施設
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(資料:ライセンスアカデミー『医療系学校入試データ 2018』/平成29年11月30日発行)