知っておきたい入試用語

知っておきたい入試用語

●合格最低点
入試合格者の中で最も低い得点のこと。

合格できるかどうかの目安として、最低何点取れば良いのか判断しやすくなる。

ただし、受験者の学力レベル、受験者数、入試問題の難易度などによって毎年変化するため、単純な比較はできない。


●入学定員
規則によって定められた学部や学科の収容定員のうちの第1年次の定員のこと。

国・公立大では入学定員を超えて入学許可を与える(合格を出す)ことは少ないが、私立大では入学辞退などを見込み、実際の入学定員より多めに入学許可を与えることがある。


●隔年現象
大学全体や学部・学科の志願者数が1年ごとに増加したり、減少したりすること。

過去数年間の競争率を折れ線グラフにしてみると、山と谷が繰り返されていることが多く、いわゆる「入試」ではよく見かける現象だ。


●志願倍率
入試の競争率を示す数値の一つで、志願者数を募集人員で割った数値のこと。

私立大学・短期大学などでは、実際の競争率とは異なることが多いため、「見かけの倍率」とも言われる。

志願倍率の数値に惑わされないことが大切。


●実質倍率
入試の競争率を示す数値の一つで、受験者数を合格者数で割った数値のこと。

私立大学・短期大学などでは併願受験者が多く、合格しても入学手続きをしない受験生がいるため、合格者を募集人員より多く発表するケースがほとんど。

志願倍率より数値はかなり低くなる。


●基準点
私立大では、特定の学部・学科の内容に関連が深い入試科目について合格最低点を定めている場合がある。

そうしたケースでは、仮に総合点が合格ラインを上回っても、特定科目がその合格最低点を超えていないと不合格になる。


(資料:ライセンスアカデミー『大学受験合格GUIDE BOOK 平成31年度春版』/平成30年4月9日発行)

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