進路相談

私は将来、調理師か栄養士になりたいと思っているのですが、このような場合は短期大学と専門学校のどちらに進学した方がよいのでしょうか。

回答

 まず最初に、短期大学(短大)と専門学校の違いについて確認しておきましょう。



○短期大学

・幅広い教養を身につけるとともに、職業や実際生活に役立つ能力を育成

・修業期間が短め(2~3年)

・専攻によっては卒業後の進路が限定されるが、一般職への道も開けている



○専門学校

・実践的、実務的な教育

・専門教育が授業時間の大半(約8割)を占める

・職業と密接に関連した教育を行い、即戦力を育成

・修業期間が短め(1~4年)

・卒業後の進路が限定される



 調理師や栄養士になるための専門知識や技術は、どちらの種類の学校でも学ぶことができますし、取得できる資格についても大差はないと思われます。そのため、この分野での短大と専門学校の最大の違いは、一般教養を学べるかどうかになるでしょう。

 短大では専攻分野の勉強や実習の他、一般教養と呼ばれる語学や法学、経済学など他の学問分野の基礎を学ぶことができます。これらの知識が、将来的に役立つ場合もあるでしょう。

 しかしながら、調理・栄養系以外の学問に興味がない場合は、やりたくもない勉強に時間を取られるわけですので、一般教養を無駄だと感じるようであれば、進学先として専門学校を選んでもよいと思います。

 修業期間について言えば、調理師の場合は専門学校で1~2年、短大で2年、栄養士の場合は専門学校、短大共に2年となり、専門学校の方がやや短めとなります。

 ただし、栄養士の上位資格である管理栄養士を目指す場合は、大学や専門学校の4年制の管理栄養士科に進む方が有利になります(栄養士科卒業後、実務経験を経て資格試験を受験することもできますが、合格率は高くありません)ので、今の内から栄養士で止めておくか、管理栄養士をめざすのか決めておくとよいでしょう。

 短大にせよ、専門学校にせよ、学校毎に違いがあります。

 資格取得については、調理師も栄養士も学校卒業と同時に取得できる資格であるため、合格率などの差は出ませんが、施設・設備の充実度や学費、就職実績や交通の便などは意外に差がつくものですので、今の内から学校パンフレットを取り寄せて情報を集め、気になる学校があったら、体験入学などを利用して実際に見に行ってみるとよいでしょう。

 進路ナビには複数の学校からまとめて学校パンフレットを取り寄せる機能(検索結果画面で学校名の横にあるチェックボックスをチェックしてパンフ請求ボタンを押す)や、各学校の開催しているオープンキャンパス、体験入学などの情報を検索して、直接参加申し込みをする機能がありますので、それらの機能を利用して気になる学校の情報を集めてみましょう。

 なお、進路ナビからの資料請求は一部の学校を除き、送料・資料代共に無料となっていますので、費用についての心配なしに資料請求をすることができます(国公立大学など、資料請求が有料の学校の場合、「有料」と画面上に表示されます)。

2012年12月更新

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