進路相談

薬剤師になるためには、大学の薬学部に6年も行かなければならないのですか? 偏差値が高くないと、薬学部には入れないのですか?

回答

 改正学校教育法および改正薬剤師法の施行により、現在では、薬剤師国家試験受験資格を得るためには、6年制の薬学科(薬剤師の養成を目的として、臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とする課程)を卒業しなければならなくなっています。

 薬学部に4年制の薬科学科が存在していることもありますが、こちらは薬品開発など、研究主体の学科となっているため、卒業しても薬剤師国家試験受験資格を得ることはできません。ただし、制度変更に伴う移行処置として、平成29年度までは、薬科学科卒業後、薬学の修士課程を修了した者が、一定の要件を満たす場合には、薬剤師国家試験受験資格が得られることになっています。とはいえ、修士課程を修了するためには、一般に2年間かかりますので、薬剤師国家試験受験資格を得るまでに、トータルで6年間かかることに変わりはありません。

 大学の薬学部の入学難易度ですが、難しい所もあれば、比較的易しい所もあります。偏差値で言えば40台から60台までとかなり幅広くなっています。大まかな傾向として、学費を安く抑えられる国公立大学の薬学部は、入学希望者が多くなるため、偏差値が高めになるようです。

 大学によって国家試験の合格率や学費も大きく変わりますので、事前に情報を集めてあなたに合った大学を探してみてください。

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2009年12月更新

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