農業高校から国公立大学に進学はできるのでしょうか。勉強しようにも塾にも行ってないし、どうすれば良いのか分かりません。
確かに一般入試で大学受験をする場合、普通高校と教育内容が異なる農業高校出身者には不利になることが多いものです。私立大学よりも受験科目数が多くなる国公立大学の受験では、この傾向はより顕著になりますので、進学塾を利用したり、家庭教師をつけてもらったりして相当な努力をしない限りは、一般入試での合格は難しいかもしれません。
ですが、近年では、大学の受験方式が多様化していますので、それらの受験方式の特徴を理解して、うまく対応していけば、あなたにも大学進学のチャンスはあると思います。入学希望者の学力のみを見て合否を判定する一般入試の他に、入学希望者の将来性を評価するAO入試や、入学希望者の過去の実績を評価する推薦入試などの、学力がさほど問われない入試方式も存在していますので、ケータイ版進路ナビの「お役立ちコラム」にある「AO・推薦入試のコツ」を読んでみるなどして情報を集めてみることをおすすめします。
また、あなたが進学を希望する学部が農学部など農業系の学部であるようならば、高校の指定校推薦を受けられる可能性もあると思いますので、早めに高校の先生に相談してみると良いと思います。
なお、国公立大学が無理な場合でも、入試科目数の少ない私立大学であれば一般入試で進学できる可能性があると思いますので、奨学金や教育ローンを利用して学費を工面して、進学する方法も考えてみると良いと思います。
「お役立ちコラム」の「自力進学のススメ」には、奨学金や教育ローンなどについて詳しく説明がされていますので、そちらに目を通してみることをおすすめします。
2008年10月更新