はなそう!これからの事とか

特にやりたいことが見つからず、将来の進路についても探す様子も悩む様子も見受けられません…

(2018.10.15)

はじめまして。高校2年生の娘の進路について悩んでいる母親です。娘は、特にやりたいことが見つからず将来の進路についても、探す様子も悩む様子も見受けられません。

高校進学までの娘には、母親である私が、アドバイスと言う名のもとにレールを引いてしまったように感じています(逆らうこともなく、反抗期もありませんでした)。勉強は出来ても、自分で考える力や行動する力が全く無いのかもしれません。

今回、山本さんのインタビュー記事を読ませていただき、人生観にとても感銘を受けました。また、小学生時代・たこ焼き屋さんでのお父さんの教えは、生きる力を携える為の素晴らしいものであると感じました。

今からでも、自分で考える事が出来るような娘になって欲しいと思っているのですが、どの様に接していけば良いのか正直わかりません。

山本さんのご意見を頂ければありがたいです。よろしくお願い致します。

山本太陽からの回答

山本太陽

お子様思いのお母様ですね…!
と、言いたい所ですが…もしかしたら、この子は過去に何回か主張をしたけれど「自分が何を言っても無駄なんだ」と思ってしまって、お母様に心を閉ざして従ってるように見せているだけかもしれませんよ…!!

やりたい事がない、将来に展望がない人こそ大学に行って、新しい知識や色んな人と触れるべきです!

こんなご時世ですから、やりたい事がなく、自ら行動するのが苦手ならば、まずは大卒という肩書きと経験を手にした方が人生の保険になります!

後に本当にやりたい事を見つけた時にも、大学という機関に身をおいて学問や教養を学ぶ事が、人生の選択を増やしてくれると思います。

まずはお子様の興味のある分野を探しましょう!

尋ねるだけではなく、母親の視点でもっともっと観察してみましょう!

やりたい事が分からない子でも、教科に対して好き嫌いくらいはあるでしょう。文系か、理系か、もしくは芸術系かスポーツ系か…(特にないなら成績が良い物を伸ばすべきです)。

まずは適性に合った教科を大まかに特定し、そこからさらに掘り下げてみましょう。例えば文系が好き(得意)ならば、物語や小説が好きならば文学部に、歴史が好きならば歴史学科に、心や人間の本質が気になるならば、心理学科、哲学科、神学系学科へ。英語が好きならば(文学部でも)英文学を選考するとよいでしょうし、海外で活躍する事を望むならばグローバルコミニュケーションを学ぶなど、 少しずつ細かく趣味や適正と照らしあわせて、己が良しとする学問、それを学べる学部・学科がある大学を気づかせてあげましょう!

たとえピンとくる学問がなくとも、最初は"嫌いじゃない"という感覚だけでも十分だと思います。学んでいけば必ずそこから広がります。

なによりも、真剣に心からお子様と向き合って、気持ちの内側を受け止めてあげる事が一番だと思います。

自分の意見がない、という事はないと思います。”お母様が望むような意見は”ない、というだけかもしれませんので、お時間がある時に、一緒にお茶を飲んだりテレビをみたり、たわいもない事をしたり、話していく中でお子様の興味のある事や好きだと思っている事に気づいてあげましょう!本人も知らない趣味、特技を見つけてあげられるかもしれません(^^*)

たとえ就職に繋がりにくい学問がお好きだったとしても、大学の4年間、自分が好きな事を学べたという充実感が社会に出た時に己を支えてくれますので、どんな答えが出ようともまずは受け止めて、(金銭や家庭の事情も踏まえながら) 本人が一番自分らしく生きられる道をサポートしてくださると幸いです。

山本太陽

相談のポイント

  • やりたい事がない人は、将来の自分のためにも大学進学を推奨。好き(得意)な分野を学んで自信をつけよう。
  • 学科選択は慎重に。自分の適正と学科で学べることをよく比べよう。

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