僕は経営学、特に会計に興味を持っているのですが、実際にどんなことを学ぶのかがよくわかりません。具体的な内容を教えてもらえないでしょうか。
経営学は、「企業や組織の運営のあり方」を研究する学問です。それを経営を成り立たせる主な要素である「人」「物」「お金」「情報」を中心に分析していきます。
会計学は、そのなかの「お金」について学ぶ学問です。経営に絶対不可欠なお金をどのように計算するか(簿記の技術、原価計算の方法など)や、固定資産・流動資産をどう評価するか、予算をどのように組んでいけばいいのかなどを勉強します。会計は、お金の流れから経営はちゃんと成り立っているのかなどの判断をしたり、今後どういうふうにお金を使っていったらいいのかという提案をしたりします。つまり、お金の計算だけでなく会社の経営に直接関わってくる学問なのです。
大学で会計を学ぶ人は、公認会計士や企業での経理担当者などを目指しています。公認会計士は第三者の立場で企業の財務状況をチェックする仕事、企業の経理担当者はその会社のお金を(経営的な視点で)管理する仕事です。また、経営コンサルタントや個人向けのファイナンシャルプランナーなども、会計の知識を活かせる職業です。(大滝)
2005年12月更新