私は将来、自分でWebショップを展開していくのが夢です。 そのために昼間はバイトをし、夜には夜間制のWebデザイン学科で勉強をしたいと思っています。 ですが、最近になって、この進路選択が、Webショップの展開という目標に合っているのかどうか疑問に思うようになってきました。 何か役立つアドバイスをお願いします。
学校にもよりますが、Webデザイン学科は、あくまでもWebサイトのデザイン手法や簡単なプログラム技術などを学ぶ学科ですので、Webショップの経営に直接的には結びつかないことも多いと思います。
Webデザインを学ぶことで、お客さんにとって使いやすいWebショップ、見た目が華やかなWebショップなどを作るための技術や知識を身につけることはできますが、売れ線商品の選定や新規顧客の開拓、仕入れ先の確保、簿記・会計などの店舗経営に関する知識を身につけることはできません。
Webショップのデザインをすることが目的であるのならばともかく、Webショップの展開(経営)を目的とするのならば、デザインではなく、経営について学んでいった方がよいと思います。
大学の経営学部や商学部であれば、簿記・会計やマーケティングなど、実際に店舗を経営する時に役立つ知識を学ぶことができます。また、起業に関するセミナーなどが開催されている学校もありますので、そのような学校を探してみてもよいでしょう。
Webショップを構築するためには、Webデザインだけでなく、本格的なプログラミングやデータベースの管理・運用など、様々な専門的技術が必要となってきます。
これらすべてを一人でこなすことは難しいので、Webショップ構築については、専門の会社に任せてしまうことにして、あなた自身は経営に専念していく方向を目指した方がよいのでは、と思います。
経済的な理由などで、大学に進むのが難しい、といったことがあるようでしたら、将来、Webショップで扱いたいと思っている商品を扱っている実店舗で、ショップ店員として働いて、実務の中で経営について学んでいってもよいと思います。
実際に実店舗で働いてみれば、商品の値段感や仕入れ先、販売のノウハウなど、様々な知識や技術が学べると思いますよ。
その上で、足りないと思える知識を、定時制や通信制の学校や独学で学んでいってみてもよいでしょう。
2012年02月更新