ゲームを一日中できるというゲーマーという仕事があるって聞いたのですが。
アメリカや韓国などの海外の国々では、パソコン向けのオンラインゲームなどの賞金付きトーナメントで賞金を稼ぐプロゲーマーと呼ばれる職業が存在します。日本にもこの職業についている人は存在するようですが、人数自体はまだまだ少ないようです。
また、定期的な収入がある職業ではなく、トーナメントで賞金を獲得しなければ収入がないという厳しい職業であるため、プロゲーマーとしての収入だけで生計を立てられる人は数が限られているようです。
プロゲーマー以外で一日中ゲームをする仕事としては、ゲーム攻略本制作者やバグチェッカーといった仕事が上げられます。
ゲーム攻略本制作者は、新作ゲームソフトを解析して得たデータやゲーム開発会社から提供された資料を元に、単行本等でゲーム攻略情報を紹介するのが仕事で、ゲーム攻略の専門家といえます。数名でひとつのゲームを攻略していくのが一般的です。
ですが、この仕事を「好きなゲームをしてお金までもらえる楽な仕事」と考えるのは早計です。数日にわたる徹夜作業も多く、肉体的に非常にハードな仕事です。コンピュータの専門知識よりもゲーム歴や体力が重要になります。フリーで活躍する人が多いです。
なお、ネットの普及により、ゲームの攻略情報がネット上の無料Wikiにまとめられるようになったり、頻繁に内容が更新されるオンラインゲーム(ソーシャルゲーム)が人気を博していることもあり、攻略本の需要は減ってきています。
バグチェッカーはゲーム開発会社やバグチェック専門の会社に雇われて、開発中のゲームにバグがないかチェックする職業です。主にアルバイトや派遣社員などの非正社員がこの仕事をすることが多いです。
開発者が用意した仕様書を元に、ゲームが仕様通りの動きをするかチェックする仕事で、チェックのために同じ操作を1000回も繰り返させられることがあるなど、やはり遊び気分ではできない厳しい職業となっています。
2015年10月更新