奨学金制度がある専門学校に進学したいと思っています。奨学金を利用するときに気をつけるべきことはありますか。
まず、志望校の学校パンフレットをしっかりと読み、どのような奨学金が利用できるのかを確認してみましょう。
学校独自の奨学金や特待生の他、日本学生支援機構や地方自治体の奨学金のような公的な奨学金も利用できるかもしれません。
気をつけるべきポイントのひとつめとして、奨学金の種類が挙げられます。
奨学金には、大きく分けて「給付」「免除・減免」「貸与」の3つの種類があります。この内、奨学金の返還義務がないものが「給付」、全額返還義務があるものが「貸与」、入学金や授業料を払わなくてよいものが「免除・減免」となります。また「貸与」型の奨学金には無利子のものと有利子のものとがありますので、そのような点にも気をつけてください。
ふたつめは、奨学金の対象期間です。
在学中ずっと受け取れるのではなく、たとえば1年ごとに再審査が行われ、認められないと受け取れないという形のものも多くあります。奨学生になってからも、何のためにその学校で学ぶかというハッキリした目的意識を忘れないようにしましょう。
みっつめは、採用人数です。
いかに条件が良い奨学金でも、採用されなければ意味がありません。日本学生支援機構の奨学金の場合、入学後に申請ができる専門学校個別枠の数が少ない場合がありますので、なるべく予約採用を利用するようにするとよいでしょう。高校3年生の春頃に、そのあたりの説明会が高校で行われると思いますので、忘れずに出席するようにしましょう。
2015年06月更新