回答

　個人的な意見を言わせてもらえれば、高校の時点では普通科に進学しておいた方がよいと思います。

　アニメにせよ、ゲームにせよ、早い時点からそれ専門の学科に進んでしまうと、似たような考え方や感性を持つ人達に囲まれてしまうため、多様な価値観に触れる機会が失われ、視野が狭くなり、大成できなくなるのではと危惧されるからです。



　例えばゲームですが、海外ではアイデア商品と見なされることもあるくらい、新規性、アイデア性が重視される商品となっています。そのため、小さい頃からゲームやその周辺の文化にしか触れていない人ですと、出せるアイデアが限られてしまい、良い企画を立てられない可能性があります。

　アニメも同様で、優れたアニメーション作品を創る人は、別の分野の映像作品や文学作品、文化などに関する造詣が深いことが多いものです。



　ですので、折角の高校時代、焦ってアニメやゲームの勉強をするよりも、貴重なインプット（入力）期間と考えて、普通科の高校で、さまざまな価値観を持つ同級生や先輩達と高校生活を楽しんでみるとよいと思います。

　可能ならば、住んでいる地域でも一、二を争うような進学校に進んでみるとよいでしょう。

　高校卒業後の進路の幅が広がりますし、そのような高校では、いじめなどの低レベルな行動を取る生徒が少ないため、アニメやゲームなどの趣味に興じやすい環境が整っているからです。学校によっては、アニメ研究会やゲーム研究会などが盛んに活動をしている可能性もありますので、高校時代に同好の士を得られるかもしれません。



　私の経験からすると、アニメ業界もゲーム業界も、かなり閉ざされた環境であることが多く、居心地は良いものの、業界外の価値観と触れる機会が少ない業界となっています（そのせいか、子供っぽさを残している人がかなり多かったりします）。

　そのような場所にいると、どうしても視野が狭くなってしまいますので、せめて高校生くらいまでは普通の環境で過ごしてみることをおすすめします。

2018年01月更新