回答

　バーチャルリアリティ（VR）のどの部分に関わりたいのかによって、必要とされる素養は変わってきます。

　VRのハード面やVR技術の基礎となるソフト面の開発に関わりたいのであれば、やはり情報工学系の大学院に進むなどして、専門的な研究をしていく必要があるでしょう。

　一方、VRのコンテンツ開発に関わりたいということであれば、既存の映像制作やゲーム制作の延長となりますので、そこまでの学力は必要とされません。ただしその分、プログラムやデザインなどのセンスが求められることになります。

　少し目先を変えると、VRにつきもののVR酔いについて医学的に研究することなども、VR関連の仕事と言えるかもしれません。

　このようにVRに関わる分野はいろいろとありますので、まずはVRについてインターネットなどでよく調べて、VRに関わるどの職種を目指したいのかを固めてから、進路について考えていくとよいでしょう。

　なおVRについては、これまでも一時的に盛り上がっては沈静化するというサイクルが繰り返されているため、今回のVRブームも一過性のものである可能性は否定できません。個人的には、技術的、価格的にもそろそろこなれてきた感じを受けていますが、実際にどうなるのかは何とも言えませんので、そのあたりにも注意して、進路を決めていくことをおすすめします。

2017年07月更新