私は将来、美容師かヘアメイクアップアーティストになりたいと思っています。 そこで美容専門学校に進みたいと親に相談をしたのですが、「専門学校に行ってもどうせ遊んでばかりになるだろうから、どうしても美容師になりたいなら、住み込みで働きながら通信制の学校に通え」と言われてしまいました。 ですが、そのような進路で、きちんとしたサロンで働ける美容師になれるのかどうか疑問です。 また、通信制からでもヘアメイクアップアーティストを目指せますか?
通信制課程を卒業して美容師国家試験に合格し、美容師として活躍している人は珍しくありません。
通信制を利用する美容学生は、多くの場合、美容師見習い(アシスタント)としてサロンで働いているものです。学校によっては、通信制課程の出願条件として「サロンに勤務していること」という条件を提示しているくらいです。
そのため、通信制の学生は実務経験が豊富で、免許取得直後の能力だけを見れば、全日制の学生よりも上の場合もあるそうです。
さすがに「住み込み」で働かせてくれるサロンはあまりないと思われますが、通信生歓迎のサロンは珍しくありませんので、ネット等を利用して求人情報を確認してみてもよいでしょう。「通信生 美容室 求人」といったキーワードでネット検索をしてみると、数多くの情報が見つかるはずです。
また、自宅近くのサロンに飛び込みでアシスタントの募集がないか聞いてみるのも、積極性があってよいと思います。
ヘアメイクアーティストですが、必須資格がある職業ではないため、技術さえ身につければ、通信制からでも目指すことは可能です。
確かに、全日制の美容学科であれば、美容師関連の勉強以外に、ネイルやエステ、ヘアアレンジなどの勉強ができることがあるため、有利と言えば有利ですが、学校で学べる内容はあくまでも「基礎レベル」であり、「実務レベル」にはほど遠いため、通信制卒業生でも、就職後の努力次第で追いつくことは十分可能です。
美容師は技術ありきの職業ですので、まずは一人前の美容師になることを目標とし、他店から引き抜きの声がかかるくらいの腕前になってから次の進路を考えてみてもよいと思います。
「住み込み(or 寮完備)」で働かせてくれるサロンは多くないと思いますので、その部分だけでも親御さんと交渉をして、自宅から通う形を認めてもらうとよいでしょう。
ただ、親御さんが提示している条件の厳しさから考えると、そもそもあなたが美容師になること自体に反対をしている可能性もあると思います。
そうなると、通信制の学費を出してもらえるのかも怪しくなりますので、もう一度、親御さんとよく話し合って進路に対するお互いの希望のすりあわせをしてみることをおすすめします。
2016年07月更新
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