生活保護を受けている母子家庭の高校生です。 今の生活から抜け出すために大学進学をしたいのですが、家計に余裕がなく、進学費用どころか受験料すら用意することができませんでした。 そこでアルバイトをしながら宅浪しようと思ったのですが、調べてみたところ、生活保護世帯ではアルバイトの収入はほとんど取り上げられてしまい、学費は貯めれないというのです。 奨学金を利用することも考えましたが、家庭の事情のため、審査に通るかどうかは疑問で、八方塞がりになっています。 私はどうしたらいいでしょうか?
まずは担当のケースワーカーさんに相談してみてください。
2014年の4月から、生活保護世帯の高校生が進学費用の貯金目的でのアルバイトをすることが可能になっているようです。
時間はかかるかもしれませんが、この制度を利用すれば、奨学金では時期的に間に合わない(奨学金の振込開始は入学後になるため)入学時の支払い費用を貯めることもできると思われます。
ただし、この制度の利用を望む高校生は、進路や学習状況について担当のケースワーカーと話し合い、事前に承認を得る必要があるそうですので、忘れずケースワーカーさんや高校の先生に相談しておきましょう。
学校独自の奨学金制度を持つ大学も多いので、入学時の成績によっては、入学金や授業料の減免を受けられる可能性もあります。学校独自の奨学金制度については、進路ナビで調べることができますので、気になる大学の奨学金情報を確認して、利用できそうな制度がないかどうか、事前に確かめておきましょう。
母子家庭であれば、地方自治体の奨学金や入学一時金が利用できる可能性もあります。最初からあきらめてしまうのではなく、役所に相談に行くなどして、利用できる制度がないか確認してみましょう。
また、仕事内容が厳しいため、気軽には勧められませんが、新聞奨学生に応募するという手段もあります。配属先によってはかなり多忙で、精神的、肉体的な負担も大きくなるそうですが、住居や食事の面倒も見てもらえるため、実家から離れて進学するのであれば、選択肢の一つとなるでしょう。
現在の状況を抜け出したいという気持ちが十分に強ければ、きっと道は開けると思います。頑張ってください。
2015年08月更新