私はフィリピンの現地ハイスクールへ通っています。 フィリピンの学校制度ではハイスクール(日本の中学校・高等学校に相当)卒業時点で、日本での高校2年生に相当するそうです。 こちらでは言葉の壁にぶつかることが多く、今でも慣れない部分があるのと、フィリピンの大学へ通っても就職できないことが多いので、卒業したら日本で高認を取って、奨学金を利用して、どこかの専門学校に行こうと考えていました。 そのような折、フランスにいる姉から、フランスの学校に進学するなら、学費をすべて払ってもよいという申し出がありました。 奨学金を使わないで済むのは魅力的ですが、また別の国で言葉の壁などに苦しむのかと思うとすごく不安になります。 今のところ、日本でどの分野の専門学校に通うのか決めていないこともあり、フランスの学校へ進んだ方がいいのかもと迷っています。 卒業後の進路も何も決まっていない私が、日本に行って何をするの? でもフランスに行ったところで何かすることがあるの? と頭がぐるぐるして、同じ所をループしています。 どうやって決めたらよいか意見を聞かせてください。
まずは「日本に行って何をするの?」「フランスへ行って何をするの?」という疑問に答えを出すところから始めるべきだと思います。
そのためには、自己分析を行い、自分に合っていそうな職業や進路は何なのかを見つけていくことが大事になります。
「自己分析」と言っても、それほど堅苦しく考える必要はありません。あなたが興味を持っていること、得意なこと、苦手なことなどといった身近なことを手がかりに、自分がどういう人間なのか大まかにつかんでみるだけのことです。
例えば、「人と話すのが好きだから接客業が合っているかも」「絵を描いたり物を作ったりするのが得意だからデザイン系がよいかも」といった程度で十分です。
もし、あなた自身の視点からだけでは自己のイメージを固められないようであれば、周りの人の意見を聞いて修正を加えてみてもよいでしょう。
そのようにして大体の進路が固まってきたら、後はその進路に関連する分野にどのような職業があるのか、ネットなどで調べてみるだけです。
進路ナビに、「語る!仕事人」という仕事調べページがありますので、参考にしてみるとよいでしょう。
また、インターネット上には、多くの仕事について網羅している仕事調べサイトがありますので、それらを利用して情報収集をしてみてもよいと思います。
なりたい職業がはっきりしてくれば、自然と進路も決まってきます。そうなれば、日本に戻るべきか、フランスに行くべきか、はたまたフィリピンに残るべきか容易に判断できるようになるでしょう。
個人的な意見になりますが、日本の倍以上も失業率が高く、語学力というハンデもあるフランスに行くよりも、日本に戻って役立つ資格を取って就職した方が、こと就職に関して言えば無難なのではないかと思います。
学費については、デュアルシステム(学校と提携しているホテル・企業などで働きながら学ぶことで学費を減免できる制度。観光系の学校などで採用事例がある)や、アルバイト紹介システム(栄養・調理系などで多く見かけられる)を利用することで、借りる奨学金の額を減らせると思います。
また、看護師などの医療系の一部の職業については、卒業後、指定の病院で数年間勤務することを条件に返還が免除される奨学金制度が適用される場合もあるので、調べてみるとよいでしょう。
詳しくは進路ナビのコラム「自力進学のススメ」を読んでみてください。
2014年06月更新
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