私は現在、高校の建築科に通っています。 最近は福祉にも興味が出てきたので「福祉住環境コーディネーター」の資格を取りたいと思っています。 この資格を取った場合、将来はどのような職業をめざすのがよいのでしょうか。また、今のうちに取っておいたほうがよい資格などはありますか。
福祉住環境コーディネーターは、顧客(高齢者や障害者)にとって、よりよい住環境を提供できるよう、建築、福祉、医療の専門家の間に立って、プランニングをしていくための資格です。
ですので、バリアフリーやユニバーサルデザインなど、福祉が絡む住環境に興味があるのであれば、取得しておいて損はないと思います。
学生時代(大学・短大、専門学校)の内に、2級くらいまで取得しておくとよいでしょう。3級試験の受験者の10%ほどは高校生らしいので、高校にいる間に3級取得をめざしてみてもよいと思います。
めざす職業ですが、現在、建築科に通っているということであれば、やはり建築の方面から住環境の分野に関わっていくのがよいと思います。
建築士やインテリアデザイナーであれば、直接、住居の設計や内装に関わることになりますので、希望内容に近い仕事ができるかもしれません。インターネットなどを利用して、各職業の詳しい内容を調べてみることをおすすめします。
これらの職業をめざす場合は、進路ナビのキーワード検索機能などを利用して、大学や専門学校の「建築」「インテリア」「住居」などといった名称を持つ、建築士をめざせる学部・学科を探し、学校パンフレットを取り寄せるなどして、あなたが希望する勉強ができるかどうか確認していくとよいと思います。
同じ「インテリアデザイン学科」でも、空間や室内の環境をデザインすることに重点を置いている学校もあれば、インテリア用品をデザインすることに重点を置いている学校もありますので、何を学べるのか、事前に確認しておくことが重要になります。
学校パンフレットだけでなく、オープンキャンパスや体験入学を利用して、直接、自分の目で学校を見に行っておくと色々と参考になると思いますよ。
2012年05月更新