助産師を目指す場合、看護大学と看護専門学校のどちらに進んだ方が良いのでしょうか。 大学では、若干名(15名程度?)の学生が助産師コースに進めると聞きましたが、専門学校に進めば、卒業後に、大学よりもずっと定員の多い助産師養成学校に進めるのでは、と悩んでいます。
助産師になりたいのであれば、やはり看護大学に進学した方が良いでしょう。
助産師養成施設の定員は、多いところで30~40名程度、少ないところだと15名程度となります。加えて、助産師養成施設の数自体、各都道府県毎に数校程度(養成施設がない都道府県もあります)となっているため、そこへの入学は非常に狭き門となっています。
この狭き門に、看護専門学校卒業生+専門学校生よりも一般的に成績が良い(=合格しやすい)看護大学卒業生が殺到するわけですから、専門学校卒業生にとっては相当不利になることが予想されます。
それを考えるならば、最初から受験勉強を頑張って、助産師養成課程を持つ看護大学に進んだ方が、助産師への挑戦機会も増えることとなりますので、有利だと言えるでしょう。
ちなみに、助産師養成課程、施設の定員が少ないのは、実地研修(分娩実習)の回数確保の都合のため、と言われています。国の規定により、養成課程の内に10回程度の実習を受ける必要があるのですが、少子化の影響もあり、この実習回数を確保するのが難しくなっているのだそうです。
それもあり、40名定員のところ、実際には28名しか合格させられなかったという養成施設などもあるそうです。
この辺りの事情も踏まえて、入学前も入学後も、勉強を頑張ってみてください。
2010年08月更新