漫画家とイラストレーターには、デッサン力はあまり必要ないですよね? イラストレーターになるにはどのような知識が必要とされますか?
運動選手に人並み以上の体力を持つことが要求されるのと同様に、作画関連の仕事に就くためには人並み以上のデッサン力が必要とされます。
これは漫画家(一部ギャグ漫画家は除く)であれ、イラストレーターであれ、違いはありません。特にイラストレーターは、一枚の作品のみで評価が決まることも珍しくない職業ですので、他の作画関連の職業以上にデッサン力が必要とされます。
イラストレーターを目指す場合に必要となる知識や技術は、他の作画関連の仕事と大差はありません。
ただ、イラストレーターの場合は、作品一枚一枚を高い品質で仕上げていかなければなりませんので、画面構成や色彩計画、キャラクターの魅力的な見せ方などに力を入れて勉強していくと良いと思います。そのためには実力のあるイラストレーターの作品を見て、模写をしてみたり、画面構成や色彩の分析をしてみたりすると良いでしょう。また、クライアントの様々な要求に応えるために、動物デッサンや、静物デッサン、パースなどの勉強も幅広くしていく必要があります。絵柄についても複数の絵柄が描けるようにしておくと良いでしょう。
くわしくは、学校の美術の先生に相談してみたり、デザイン系専門学校のオープンキャンパスに参加するなどして、そこの先生に尋ねてみると良いと思います。
2009年11月更新