私は将来、洋食店かカフェ風の店を出したいと思っています。 そこで調理系の専門学校に進もうと思ったのですが、親からは「最近はメタボの絡みでダイエットメニューが流行だから、カロリー計算とかできないと困るよ」と言われ、栄養士になることを薦められています。 でも、栄養士の専門学校に進んだら、店を出す前の就職先が給食関係や介護関係になってしまうのではないかと悩んでいます。どうしたら良いでしょうか。
将来、飲食店を出したいのであれば、やはり調理系の専門学校に進学した方が有利になると思います。
調理師は技術あっての職業ですので、専門学校で技術と知識を身につけ、できれば有名店などに就職して、さらに技術を磨いていった方が調理師として成功できる可能性は高くなるものと思われます。
あなたが考えている通り、栄養士の就職先は給食施設や福祉施設になることが多いので、調理師としてのキャリアを積むにはあまり向いているとは言えません。また、学校での調理実習の時間も調理師より少ないので、技術習得の面でも不利になります。
栄養指導を行うのであればともかく、カロリー計算をしたり、栄養バランスの取れたメニューを考案するだけならば、栄養士の資格は必要ありません。調理系の専門学校でも栄養学や食品衛生学などを学べますので、学校で学んだ知識をベースに、足りない部分は独学で勉強していくなどすれば十分だと思います。
飲食店には「食品衛生責任者」を置く必要がありますが、調理師、栄養士、製菓衛生師のどれかの資格を持っていれば、食品衛生責任者になることができますので、素直に調理師を目指してしまって良いでしょう。
2009年04月更新