刑務官と法務教官の違いは何ですか? また、仕事に就くのに取っておいた方が良い資格は何ですか?
二つの職業の大きな違いは「監督する立場」と「教育する立場」にあります。
刑務官は、刑務所や拘置所に入所している受刑者(成人中心)を監督する立場として、受刑者が社会復帰するための更生を促します。
法務教官は、少年院や少年鑑別所、少年刑務所などに入所している者(未成年中心)を教育しながら更生させる立場にあります。
法務教官は未成年者を相手にするため、教師的な役割を担い、受験や資格取得のサポートも行います。そのため、教育学や心理学、社会学など幅広い教養を学べる学部への進学が適しているでしょう。また、入所者の資格取得支援に役立てるため、自身でも大型自動車運転免許や危険物取扱免許など、入所者が身に付けておくと社会復帰に役立つ資格を取得しておくとよいと言われています。
どちらの職業も採用試験に合格できるだけの学力と体力(刑務官の場合は体力検査もあり)が基礎能力として求められます。刑務官採用試験は高卒程度、法務教官採用試験は大卒程度となっていますので、どちらを目指すかによって高校卒業後の進路が変わってきます。
2022年01月更新
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