野生動物の保全の仕事に就きたいのですが、どうやったらなれますか?
残念ながら日本では野生動物保護の体制が発達していないため、専門的に野生動物保護について学べる学部や野生動物保護を行うような仕事はほとんど存在しないようです。
一応、公的な職業として自然保護官(パークレンジャー)という職業はありますが、野生動物保護の仕事に関わることはあまりなく、求人も非常に少ないようです。
日本の野生動物保護活動の現状は、理学部や農学部で動物学や生態学を学んできた者が、その延長線上の仕事として野生動物保護の仕事に関わったり、獣医師の資格を持つものが野生動物の繁殖や調査などで関わってくる程度となっているようです。
ですので、あなたがボランティアとしてでも良いので、野生動物保護の仕事に関わりたい、ということであれば、獣医師を目指すか、大学で動物学、生態学などを学んでみるようにするとチャンスを得られるかもしれません。日本獣医師学会の公式サイトなどを見てみれば、参考になる情報が見つかるかもしれませんので、一度目を通してみることをおすすめします。
2008年09月更新