日本人が海外の動物園で働くことはできるでしょうか。 できれば獣医師の資格を取って、獣医師や飼育員として働きたいと思っていますが、難しいようならば日本人観光客向けのガイドなどの仕事も考えています。
就職したいと思っている動物園が決まっているようでしたら、まずはその動物園の公式サイトを調べてみるなどして、どうしたら就職できるのか、どういった資格が必要になるのか、といったことを調べてみると良いでしょう。
欧米の企業の場合、新卒採用で大々的に求人広告を出すということはあまりないようですので、メールや電話などで、直接、気になる動物園に求人に関して問い合わせをしてみると良いかもしれません。また、海外のWebページなどを閲覧して海外の動物関係の仕事に関する情報を集めてみるのも良いと思います。海外で働くことを希望する場合、語学力は必須となりますので、今の内から語学の勉強のつもりで情報収集をしてみることをおすすめします。
獣医師の資格ですが、日本の獣医師の資格は海外では資格として認めてもらえません(同様に海外の獣医師の資格は日本では認めてもらえません)ので、海外で獣医師として働くためには、働こうと思っている国で獣医師の資格を取らなくてはならないようです。
アメリカの場合ですと、4年制大学卒業後、全国に10校ほどしかない獣医の勉強ができる大学院に進学し、4年間勉強して獣医の資格を取る必要があるそうです。なお、アメリカの獣医系の大学院はレベルが高いことで有名らしく、一流医大に入れる人でも入学できないと言われるほどの難関となっているそうです。
現在は絶版になっている本ですが、「アメリカの動物園で暮らしています」というアメリカで動物園に勤めていた日本人が書いた本があるそうです。大きめの図書館などなら置かれているかもしれませんので、探して読んでみても良いと思います。
また、獣医師に関する情報に関しては、社団法人日本獣医学会の公式サイトで調べることもできると思いますので、そちらも見てみることをおすすめします。
2008年07月更新