進路相談

わたしは絵を描いたり、デザインをしたり、文章を書いたりするのが好きなので、そのような分野で仕事をしたいと思い、色々と調べていった結果、グラフィックデザイナーという仕事に行き着きました。 ただ、調べていくうちに、編集者とグラフィックデザイナーとの違いが分からなくなってしまいました。 編集者とグラフィックデザイナーとには、どのような違いがあるのでしょうか。

回答

 編集者とデザイナーの違いが分からなくなった、とのことですので、雑誌などの編集における編集者とデザイナーの仕事内容の説明から始めていくことにします。

 編集者は、雑誌に載せる記事や書籍の企画を立て、誌面の構成を考え、ライターに依頼をして原稿を執筆してもらい、写真やイラストの手配をし、記事のレイアウトを考え、記事内容に誤字脱字や問題点などがないかどうかチェックしたりする職業です。

 デザイナーは、編集者の考えたレイアウトを元に、誌面の色合いや写真やイラストの配置、使用する文字の形、大きさなどを決定して、誌面のデザインを完成させていく職業です。出版社によってはレイアウト作業の初期から関わっていく場合もあり、その場合は誌面に使用する写真やイラストの選定や発注などにも関わることになります。また、DTPオペレーターを兼ねている場合もあり、その場合はデザインの作成から版下作成までを一括して担当することになります。

 このように、編集者は企画を立てて人を動かす役割を、デザイナーは実際に誌面を作成していく役割を主に担当することになります。

 とはいえ、実際に仕事をしていく中では仕事の区分があいまいになることもあり、出版社によっては編集者がデザインの調整をしたり、デザイナーが原稿の執筆をしたりする場合もあるようです。

 また、フリーの編集者の中には、ライターやデザイナーの仕事をまとめてこなしてしまう人もいるようです。たとえば、一人で記事の企画を立て、取材をし、誌面を作成してアーティストのファンクラブの会報を仕上げてしまうというベテラン編集者もいるようです。

2008年09月更新

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