相談内容｜私は2年半ぐらいギターを独学でやってきたのですが、最近は本当にギタリストとしてや

回答

　好きなことを仕事にして一生続けていきたい、という気持ちは良く分かります。

　私も高校時代、ゲームが好きで、ゲームを通じて人々を楽しませることができたら……と思い、大学卒業後、ゲーム開発会社に就職してその夢をかなえたものです。

　ですが、現実というものは厳しいもので、会社が倒産してしまったり、規模縮小で開発部のリストラが行われたり、と安定した働き方をすることはできず、結局、10年ほどでゲーム開発の仕事を離れ、今の会社でデザイナーとして働くことになりました。

　ただ、私の場合は安定志向が強かったためにゲーム業界を離れることになりましたが、かつての同僚たちの中には、不安定な状況や、多いとはいえない収入にもめげることなく、夢を追い続けてゲーム業界で働き続けている人も多くいます。また、他業種からの転職にも関わらず、うまく成功を収めて億単位の年収を得ている友人もいます。

　このように、夢を追い続けていけるのかどうか、希望した仕事一本でやっていけるのかどうかは、才能や運はもちろん、その人の性格と精神力にも大きくよってくるのではないかと思います。

　あなたはギタリストと写真家に興味を持たれているとのことですが、幸い、そのどちらの職業もメジャーな職業ですので、インターネットの検索サイトなどを利用して、それらの職業について調べてみれば、実際の仕事内容や醍醐味、苦労などについて書かれているサイトを探すことができると思います。現在はブログなども盛んですので、現役のギタリストや写真家が書いているブログなども見つけられるかもしれません。

　そのようなサイトを良く読んでみて、実際に自分はギタリストや写真家として働いていけるのか、想像してみると良いと思います。

　こんな仕事ならずっと続けられる、と思えるようならそれらの仕事に向いているのでしょうし、こんな生活はとてもできないな、と弱気に思えてしまうようなら向いていないのかもしれません。

　実際にあなたが進路を決めなければならなくなるまでは、まだ時間があると思いますので、今は積極的に仕事に関する情報収集をしていくようにして、自分の適性について考えていってみると良いと思います。

　また、音楽や写真は趣味でもできるものですので、最悪、それらのことは趣味として、仕事は別に持つという考え方もあると思います。

　人が選べる進路というものは数多くありますので、様々な進路を考えていってみることをおすすめします。

2008年08月更新