私は将来、保育士の資格と児童指導員の資格を取り、児童福祉施設で働きたいと思っています。 特に障害児に興味があります。 できる限り経済的な負担を減らして進学したいのですが、このような場合は、大学、短大、専門学校のどれに進学すれば良いのでしょうか。
学生から児童指導員を目指す場合、以下のどれかの要件を満たす必要があります。
1.大学で福祉・社会・教育・心理学部(学科)を卒業
2.小学校・中学校・高等学校のいずれかの教諭の免許状を取得(種別・教科不問)
3.厚生労働大臣指定の児童指導員養成校を卒業
この内、3.の児童指導員養成校は全国で4校しかない上、保育士の資格が取れない場合がありますので、選択肢にはなりづらいと思います。また、1.の場合は大学への進学が必須となるため、進路を制限されてしまうことになります。
そう考えますと、大学・短大で資格が取れる、2.の小学校・中学校の教諭の免許状を取得するという要件が最も進学先の制限の少ない要件ということになります。
ですので、保育士と幼稚園教諭の資格が同時に取得できる(近年の幼保一元化の流れもあり、保育士の資格と同時に幼稚園教諭の資格を取っておくと就職の際に有利になります)短大で、小学校か中学校の教員免許が取得できる学校が、なるべく少ない負担で保育士と児童指導員の両方の資格の取得を目指すときに適切な進学先になると思います。
文部科学省の公式サイトから教員免許の取得ができる短大を探すことができますので、幼稚園教諭と小学校もしくは中学校の教諭の資格が取得でき、かつ保育士の資格が取得できる短大を探してみてください。
なお、障害児の教育に興味があるようでしたら、特別支援学校教諭を目指すという進路もあると思います。
こちらの教員免許が取れる短大は全国に一校しかありませんが、興味があるようならば調べてみると良いと思います。
2013年02月更新