保健師はどういう仕事なんですか? どんな学校に行けば資格が取れるんですか?
保健師は、保健所や病院などを中心に、地域社会に密着して地域の人々が健康的な生活を送れるよう、「病気の予防」を指導していく職業です。
たとえば、乳幼児の検診なども仕事の一つです。最近は地域の高齢化が進んで、時には個別訪問をして、看護・介護の指導や相談にものっているようです。老人ホームで働く保健師も増加しています。
保健師は国家資格で、4年制大学の看護学科を卒業するか、看護師養成施設卒業後、1年間保健師養成所に通うことで、国家試験の受験資格が得られます。また、保健師国家資格を取得すると、申請するだけで「養護教諭2種」や「衛生管理者」の資格も取得できます。(よだ)
【追記(2012年4月)】
以前は、すべての看護大学で保健師・看護師統合カリキュラムが採用されていたため、看護大学を卒業することで看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格の両方を取得することができました。
ですが、保健師助産師看護師法の改正により、保健師・看護師統合カリキュラムの採用を取りやめる看護大学が出てきたため、現在では、すべての看護大学で、看護師国家試験受験資格と保健師国家試験受験資格の同時取得が可能であるとは言えなくなってきています。
事前に志望大学から学校資料(大学案内)を取り寄せるなどして、取得可能資格について調べておくようにしましょう。
2012年04月更新