私は大学へ進学すべきか美容系専門学校へ進学すべきかで迷っています。世間的には行けるなら大学へ行った方が良いと言われていますが、今後もずっと大学へ進学した方が良いままなのか、疑問に思ってしまいます。また、両方の学校を受けて、あとで決めることもできるんですか?
参考までに、私が何かに迷ったときにやることを書いてみたいと思います。
二つの選択肢の間で迷ったとき、私はまず、両方の選択肢のメリット・デメリットを紙に書き出します。完璧な選択なんてありえませんから、どちらにもメリット・デメリットがあると思います。それとにらめっこして、どっちのほうが「自分にとって」良いかを考えます。一般的にではなく、自分自身にとって、です。
にらめっこしても決まらない場合は、このメリット・デメリットのリストを増やしていくべく行動してみます。進学先選びの場合であれば、大学のオープンキャンパスや専門学校の体験入学に参加してみたりします。実際に学校に行ってみることによって分かることは多いと思います。美容系の専門学校で実習を体験してみれば、「こういうことをするんだ」というイメージができて、「やってもいいかな」とか、「ちょっと想像と違ったかな」など、感じることができるかもしれません。また、大学についても、「こんなところでキャンパスライフを送ってみたい!」とか「したい勉強と違うなあ」とか、感じるかもしれません。
また、学校だけでなく、あなたが利用している美容室の美容師さんとか、身近に大学に通っている(もしくは卒業した)人がいれば、いろいろ質問してみるのもいいと思います。なぜ美容師になりたいと思ったか(大学に進学しようと思ったか)。他にやりたいことはなかったか。聞いてみると案外、何かと迷ったけど、こっちの道を選んだ……っていう人も多いんじゃないかと思います。
それでもどうしてもどちらを選べば良いのか決められない場合は、「期限」を決めます。「いつまでに結論を出す」と固く決めるのです。そうすると、その期間は一生懸命迷い、悩みます。そうやって一生懸命考えて出した答えなら、きっとあなたにとってプラスの答えなんじゃないかなと私は思います。こうやって誰かに相談したりすることでも、頭の中が整理できて、答えが見えてきたりもしますよ。
大学と専門学校の併願ですが、専門学校によっては、大学の合否結果が出るまで入学手続きを待ってくれる学校も存在します。ただし、併願登録料などという形である程度まとまった金額を支払う必要がある場合もありますので、詳しくは専門学校の募集要項などを確認してみてください。(おおたき)
2006年08月更新