相談内容|私は以前、教育を受けたくても受けられない外国の子どもたちについて扱ったテレビ番組

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私は以前、教育を受けたくても受けられない外国の子どもたちについて扱ったテレビ番組を見て以来、海外で教育に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。このような職業を目指す場合、教育学科に進む方が良いのでしょうか、それとも語学を身につけるために外国語学科に進む方が良いのでしょうか。

回答

 海外で教育に携わりたいということですが、私の身近な例を2つご紹介したいと思います。

 海外で日本語教師をしている知人に話を聞いてみたところ、外国で日本語を教えたい場合は、自分の行きたい国の語学の勉強ができる学科に進学したほうが良いそうです。また、「教える」ことを学ぶという意味で教育学部に進学したり、「日本文化を伝える」ことも大切ですから、日本文学を勉強する文学や教養の学科に進学するのも選択肢のひとつになると言っていました。

 つまり、教育学を学んでも外国語学科に進んでも大丈夫だということです。

 教育学部は、文字通り「教育」を学ぶ学部です。たとえば教育学部英語科に進学した場合、英語の勉強はもちろん、英語を「教える」勉強、「教えるということそのもの」の勉強をします。

 そして外国語学部では、「語学」やその国の歴史や文化を学びます。

 このように、教育学と外国語学は学ぶことが違います。ですからあなたが何に興味を持っているのか、どんなことが勉強したいのかを基準にして選べばよいのではないでしょうか。

 次に、これも知人の話なのですが、仕事をしながら海外ボランティアとして、貧しい国の子どもを教える仕事をしている方がいます。この方の普段の仕事は商品デザイナー。有休休暇を利用して海外に行き、ものづくりを通じて子どもたちを支援しています。

 このように、他の仕事を持ち、その知識や経験を生かして子どもたちの支えになっている人もいます。

 他にもいろいろな方法があると思います。人に聞いたり、インターネットで調べたり、外国語学や教育学が学べる学校のオープンキャンパスに行ったりして、視野を広げてみるといいと思います。(おおたき)

2006年07月更新

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