私は外国文学について学べる学校に進学したいと思っています。ですが、親が一般入試での受験に反対で、推薦入試で受験をするか、それが駄目ならば専門学校に進学したら、と勧められています。 けれども、私は専門学校への進学を考えたことがなく、専門学校がどういうところなのかすら分かりません。 専門学校の中には、推薦入試のときに高い内申書が必要な学校や、筆記試験などで専門知識を問われる系統の学校はあるのでしょうか?
推薦入試の内容は学校によって違います。小論文を書かなければいけないところもあれば、自分の目指す学科の内容に合わせたグループディスカッションをしなければいけないところもあります。合格するのに必要となる内申点は学校によって様々ですが、推薦入試では「なぜ外国文学を学びたいのか」ということは聞かれると思います。それを自分の中であらかじめ整理しておくこと良いと思います。
親御さんは専門学校を勧められているのですね。あなたは専門学校への進学を考えたことはないということですが、専門学校と大学・短大にはどのような違いがあるか知っていますか?
専門学校は「専門的な知識や技術を教え、社会に出てすぐに即戦力として働ける人材を養成する」ということを目的とした学校となります。ですから、あなたが外国文学を学ぶ理由が語学力の育成にあるのであれば、語学系の専門学校に進んでみても良いと思います。外国文学について学ぶことはできないと思いますが、語学力を身につけることはできるはずです。
それに対して、大学・短大は「学問として専攻した分野の研究をする」ための学校となります。ですので、大学・短大では、学問として理論的に外国文学の研究をしていくことができます。
同じ外国語関係の勉強をする場合でも、専門学校と大学とではこのような違いが出てきますので、あなたがどのような形で外国文学について学びたいと思っているのかを良く考えてから、進学先を選ぶようにしてみてください。
もし、専門学校や大学の入試方式に関して、もっと詳しく知りたいのであれば、進路ナビを利用して気になる学校を探してパンフレットを取り寄せてみたり、公式サイトをチェックしてみたりすると良いでしょう。パンフレットの内容を確認してみれば、推薦入試の詳細なども知ることができますので、いくつかの学校のパンフレットを取り寄せて比較をし、あなたにとって有利な学校はないか探してみることをおすすめします。(とさ)
2006年06月更新