私は将来、音楽を仕事にしたいと思っているのですが、親からは就職口がないなどの理由で反対されています。プロの奏者や講師として働ける割合を教えてください。趣味として続けるか、仕事として続けるかで悩んでます。
音楽系の仕事に就ける割合は、どのような学校に進学するかによって違ってくるので一概には言えません。大学なのか、短大なのか、専門学校なのかというところでも、学ぶことや就職先、就職率は違ってきます。
音楽業界への就職に対して不安だったり、親御さんも反対していらっしゃるようであれば、音楽を勉強できる大学に進学するのが良いのではないかと私は思います。そうすれば大学で音楽を仕事にするという目標を諦めずに他の勉強をすることができます。
また、講師になりたいとありましたので、教えることに興味があるなら「教育学部音楽学科」に進学するのはいかがでしょうか。私の通っていた学校にもこの学科があったのですが、卒業後の進路としては先生はもちろん、演奏者になったり、職業として生かしていく人も、数としては少ないですがいました。また、進路変更をして音楽とは関係のない職業に就いた人もいました。大学の研究室に残って「助手」のような仕事をする人もわずかですがいました。
奏者だけで食べていくのは、ご存知の通りかなり大変なことだと思います。でも、自分の特技を活かして何か仕事をしたいのであれば、選択肢はけっこうあるかもしれません。今いろいろ調べるのも大切ですし、進学して、同じようなことに打ち込む仲間をみつけて、その人たちとふれ合う中でさらに新しい選択肢が見つかることもあります。(大滝)
2006年03月更新