目指したきっかけは年下のいとこの面倒/職場体験の機会を得て夢が現実的に
小学生の頃、家によく遊びに来ていた年下のいとこの面倒を見ているうちに、“将来は小さな子どもに関わる仕事に就きたい”という思いが自然と芽生えていたように思います。当時、保育士として働いていた母親の姿にも影響を受けていたのかもしれません。中学に進み、そのいとこが通う幼稚園に職場体験に行く機会があったのですが、普段とは違った立場から接することができたのが嬉しくて、保育に対する興味がどんどん大きくなっていきました。
「保育士になりたい」という気持ちが固まったのは、高校卒業後の進路を選択する時。迷わず3年制短期大学の保育系学科に進学しました。いまの自分の基礎を築けた3年間でしたが、特に絵を描いたり折り紙や物づくりなどをしたりする「造形」という実践的な授業や、離乳食などの「食」に関する専門的な講義が印象に残っています。ピアノは経験がなく、イチからのスタート。とにかく練習の毎日でした。授業は90分という短い時間ではありましたが、マンツーマンで鍛えていただき、少しずつ上達することができました。