ホームヘルパーと介護福祉士は全く違った職業なのですか?
介護福祉士の仕事は訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事と重なるものですが、技術だけでなく、介護に必要な福祉や医療に関する学問的な知識を修得するところが一番の違いです。ホームヘルパーより資格取得が難しく、その分、信頼や待遇面で違いが出てくる場合も多くあるそうです。
介護福祉士の資格は国家資格で、資格取得のためには介護福祉士国家試験に合格するか、高校卒業以上の者が介護福祉士養成施設を卒業するかのいずれかの方法をとる必要があります。一方、ホームヘルパーの資格は、こちらも国家資格なのですが、2,3級は講習を受ければ取得できます。実際の介護の現場で働くためには2級以上が不可欠です。(平成20年時点)
なお、ホームヘルパーの資格は廃止されることが決まっており、今後は介護福祉士の資格に一本化されることになります。平成21年4月に4年制大学に入学する人(2年制の専門学校の場合、平成23年4月入学者)からは、介護福祉士の資格を取得するのに国家試験受験が必須となります。ですので、これから福祉の仕事に就くことを目指すのであれば、介護福祉士国家試験の受験資格が得られる大学・短大や専門学校に進学することを考えてみても良いでしょう。
2011年06月更新