福祉の仕事は資格を取っても生活も苦しいほど低賃金で、介護福祉士以外は就職も厳しいと聞いたのですが、本当ですか? 福祉の仕事はすべてそのような現状なのでしょうか?
公的な福祉施設などで正職員として働くのであれば、公務員に準ずる給与体系になるらしいので、極端に低賃金になるということはないようです。ただし、民間の福祉系企業に勤める場合は、会社によって給与体系もばらばらのため、低賃金になることもままあるようです。
福祉・介護に関する資格や制度は、現在進行形で変化していっているところですので、くわしくは各都道府県に設置されている福祉人材センターなどに尋ねてみると良いと思います。福祉人材センターでは、福祉関係の就職相談や公的機関の実施しているホームヘルパー養成研修の情報提供などをしていますので、福祉の現場の近くにいる人からの具体的な話が聞けると思いますよ。
また、今から福祉系の資格を取るのであれば、廃止されることが決定しているホームヘルパーの資格ではなく、介護福祉士の資格取得を目指してみると良いでしょう。
平成21年4月に4年制大学に入学する人(2年制の専門学校の場合、平成23年4月入学者)からは、介護福祉士の資格を取得するのに国家試験受験が必須となりますので、できるだけしっかりとした勉強ができる学校に進学することをおすすめします。
※2012年1月追記:介護福祉士養成施設卒業者の国家試験受験義務化は、予定より3年間延長となり、平成27年度からとなりました。今後も福祉関係の資格については、変更が加えられる可能性がありますので、積極的に情報を集めていくようにしましょう。
2012年01月更新