中学校か高校の教師になりたいと思っていますが、自分に教師としての適性があるのか悩んでいます。自分の職業適性を判断するのにはどうしたら良いのでしょうか。
適性の判断の仕方についてですが、まず、インターネットや進路の本などに載っている「適性診断」をやってみるという方法があります。「クラスでは目立ちたがりな方だ」「整理整頓が得意だ」など、身近なことから向いている職業を客観的に判断してくれます。この結果はあくまで「参考」ですが、やってみるとなかなかおもしろいし、新たな発見がある場合もあります。
また、身近な人に聞いてみる、という方法もあります。私も自分の「向いている仕事」を考えるときに、親や仲の良い友人に「私の長所(短所)ってどこかな?」と聞いてみたことがあります。また、仕事を選ぶとき、「適性がある」と「好き」という基準があると思います。私自身は、どちらかというと「好き」という基準で仕事を選びました。昔からものづくりが好きで、なんらかのかたちでものづくりができる仕事がしたい、と思い、今の仕事にたどりつきました。
適性診断は自分を理解するうえでとても参考になりますが、まずなにより大切なのは、あなたの「教師になりたい」という気持ちだと思います。教師になりたいのなら、大学の教育学部など教員免許が取れる学部に入学するでしょう。大学では教育実習があり、実際に学校に行って教える経験をします。私のまわりにも、実際に先生を体験してみて、やっぱり先生になりたい!という気持ちを強め、先生になった人もいれば、他にやりたいことを見つけて、先生ではない仕事に就いている人もいます。軌道修正は、進んでみてからでもできますから、まずはやりたいことに向かって行動を起こしてみてください。(大滝)
2005年05月更新