最近になってようやく行きたい大学が見つかりました。 そこでその大学の入試情報を確認してみたところ、自己推薦入試の願書受付が来週の月曜日までだと分かりました。 一般入試で合格できるかどうか微妙なラインなので、自己推薦入試も受けておきたいのですが、親の承諾なしに出願をしてしまってもよいものでしょうか。 志望大学が実家から1000kmほど離れていることもあり、親からは進学について良い返事をもらえていません。 高校の担任に相談する時間もないので、アドバイスをお願いします。
まずは、その自己推薦入試の詳細を確認してみましょう。
自己推薦入試の選考方法は大学によってさまざまで、中にはAO入試同様、複数回の面談やレポート提出などが必要となる場合もあります。
そのような手間がかかる選考方法だった場合、そちらの入試対策に時間を取られて、本命である一般入試の勉強が疎かになり、最悪、どちらも落としてしまう可能性も出てきます。虻蜂取らずというやつですね。
また、親御さんの了承を得ずに出願をして、受験料や入試会場までの旅費が用意できず、キャンセルという形になってしまうかもしれません。その場合、大学側に悪い印象を与えてしまう可能性もあります。
加えて、自己推薦入試であっても、学校の調査書が必要となる場合があります。その場合、今からでは高校側の準備が間に合いませんので、結果として出願が不可能となります。
これらを考えるならば、まずはしっかりと情報を集め、それから親御さんや担任の先生とよく話し合って出願の了解を取ってから行動に移るのが最善だと言えます。
近年では、大学の入試方式も多様化しており、一般入試の他、センター試験利用入試、全学部統一入試などを利用することで、同じ学科を複数回受験できることも多くなっています。
急いては事をし損じる、と言われる通り、焦って行動をすると、失敗につながることが多いものです。特に初体験の事柄ではその可能性が高くなります。
出願期日まで時間がないと焦る気持ちは分かりますが、このような時こそ落ち着いて行動するようにしましょう。
2017年04月更新