高校2年生の今(12月)までサッカー一筋でやってきました。 その分勉強をおざなりにしていたため、志望大学に入るには学力が足りない感じです。 一般入試での進学は厳しいと思うので、AO入試か推薦入試(公募、推薦共)で考えているのですが、今から勉強を始めてももう遅いでしょうか? それともまだ間に合いますか? 僕はどうしたらよいでしょうか?
推薦入試をメインで利用することを考えているのであれば、まずは自分の評定平均値を確認してみることです。
評定平均値は推薦入試で最も重視される要素ですので、現在の数値と、これから高校3年の1学期まで頑張った場合の予想数値を見積もってみましょう。その上で志望大学の推薦入試の出願基準(評定平均値の数値など)を調べ、どの大学のどの学部なら狙えそうか、確かめていくとよいでしょう。
公募制推薦の場合、出願に必要となる評定平均値の数値は、大学の公式サイトや募集要項で確認することができます。
指定校推薦の場合は、高校毎に数値が変わりますので、早めに進路指導室を訪ねて、あなたが通っている高校にどの大学が推薦枠を与えているのか、必要となる評定平均値はどのくらいになるのかについて確認してきましょう。
その結果、あなたの評定平均値が志望校が提示している基準を満たしていればよいのですが、満たしてなかった場合は難しい状況になります。
評定平均値は、その性質上、短期間で数値を上げることはできません。今からですと、0.3上げるのも厳しいと思いますので、評定平均値があまりよくなかった場合は、AO入試か一般入試に切り替えて対策をしていくとよいでしょう。
AO入試でも評定平均値が問題になる場合はありますが、「受験生の未来を評価する入試」というコンセプトもあり、推薦入試と比べれば評定平均値の重要度は下がります。
一般入試では合格は難しいと考えられているようですが、私立大学の場合、入試科目数が3科目以下で済む場合がほとんどですので、勉強する科目数を絞って、これから1年間頑張れば、志望大学に合格できるだけの学力が身につくかもしれません。
勉強方法については、受験指導のプロである高校の先生に相談してみるとよいでしょう。
なお、利用する入試方式を選ぶ際には、進路ナビのコラム「大学入試の基礎知識」などを参考にしてみるとよいと思います。
近年の大学入試には様々な方式があり、それぞれ特徴がありますので、自分に合っている入試方式がどれなのか検討してみることをおすすめします。
2014年12月更新