書評家のような、自分の文章を通して本や漫画、映画などを世の中の多くの人に知らせる仕事に就きたいと思っています。 しかし、ネットで書評家について調べてみたところ、あまり良い情報が見つけられませんでした。 書評家(もしくは、それに近い内容の仕事ができる職業)になるには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか?
書評家になるのに特別な資格は必要ありませんので、「私は書評家です」と宣言すれば、今日からでもあなたは書評家です。
いえ、冗談ではなく、資格なしで就ける自由業には、そういったものも結構あるものです。
ただ、実際にお金を稼ぐ、プロになるということを考えると話は違ってきます。
書評を書いて収入を得るためには、新聞や雑誌、Webサイトなどから原稿依頼を受けなければなりません。当然のことながら、何の実績も人脈もない人に原稿依頼が来ることはありませんので、まずはそれらを作り上げることから始めていく必要があります。
その方法としては、小説家やエッセイストなどの文筆業で名をあげる、出版社や編集プロダクションで編集者として働き、実績をあげ、人脈を作ってから転身する、などの手段があるでしょう。
書評家の仕事だけで生計を立てていくことは難しいため、本業の傍らで書評を書いていくというスタンスの方が安定しており、その意味でもおすすめです。
小説家などを目指す場合は、やはり知名度の高いコンクールで上位入賞するなどして、出版社から一目置かれるようにならなければなりません。
大手出版社の編集者を目指す場合、世間一般からの評価が高い有名大学に進学する必要があります。人気企業には膨大な量の応募があるため、マイナーな大学ですと、書類審査の時点で落とされてしまう可能性が高くなるからです。編集プロダクション(編プロ)であれば、学歴はさほど必要ありませんが、代わりに給与などの待遇は良いとは言えません。
友人に何人かライターがいますが、やはり編プロで経験を積み、専門分野を作ってからフリーランスとなり、編プロ時代に知り合った編集者からの依頼を受けて執筆しているという人が多いです。
後は、マイナー分野であれば、情報ブログ・サイトを運営し、こまめに情報発信を行うことで知名度を上げ、直接、編集者から原稿依頼を受けるようになり、ライターとして働くことになったというケースもあります。
希望の職種に就くための進路はさまざまですが、基礎的な能力として学力をつけておくことは決して損にはなりませんので、これから高校、大学と進学していく際には、なるべくレベルの高い学校を目指すようにしましょう。
伝統のある難関大学の場合、付属図書館が非常に充実していることが多いので、その点でも利点があると言えます。
2016年12月更新
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