私は将来、自分の会社を起こしてプレゼンサポーターという仕事に就きたいと思っています。 大学卒業後、メディア関係か広告系の会社に就職し、そこで起業の勉強や準備を行い、仲間を見つけ、用意が整い次第、起業に挑戦したいと思っています。 このような場合、進学すべき学部・学科はどこになるのでしょうか。 自分なりに考えてみた限りでは、商学、経営学、法学、情報処理などは必須なのではないかと思います。 加えて、文学、心理学、哲学、メディア、芸術デザインなどの知識も、将来、仕事をするにあたって必要になってきそうに思えます。他に英語も学びたいですし、座学の他、研修や留学、ディベートやプレゼンテーションも学びたいです。サークル活動もしたいですし、資格も取りたいです。 色々と欲張りすぎて、大学や学部を絞りきれないのは分かっていますが、どうにも考えをまとめられません。どうかアドバイスをお願いします。
将来の夢の中で、あなたにとって最も重要なものはどれでしょうか。
もし「起業」が一番なのであれば、それに軸を置いて進学先を決めていけばよいと思います。その場合は経営学や法学などが重要になってくるでしょう。
大学によっては起業家養成講座やセミナーなどを設置しているところもありますので、そのような点にも注意して学校の情報を集めてみましょう。
望むものすべてを得ることが不可能である以上、あなた自身の判断でそれぞれの希望の重要度を判定し、取捨選択していく必要があります。一度、大学で学びたいこと、やりたいことをすべて書き出して、それぞれに主観で点数をつけ、自分が最も望んでいるものは何か検討してみてもよいでしょう。
人生の先輩としてのアドバイスですが、起業をし、将来的に経営者になりたいと思っているのであれば、すべてを自分でやろうと思う考えを捨てることです。昔の中国の逸話にも「駿馬を乗りこなす騎手が、その駿馬と同じ速度で走れる必要があるだろうか」と主君をいさめた家臣の話があります。
経営者や管理職に求められる能力は、部下達のスキルや性格を把握し、それを活用する能力であって、部下達が持つスキルをすべて身につける能力ではないのです。
そのあたりも踏まえて、あなたにとって何が最も重要なのか、判断をしてみてください。
2016年11月更新