法学部の公募推薦用に志望理由書の仕上げをしています。 将来の夢として、教員を目指したいと書いたのですが、法学部の傾向からずれているように思えます。選考の際、この事で不利になったりするのでしょうか? なぜその大学に入りたいのか?なぜ教員志望なのに法学部なのか?が書けていれば問題ないでしょうか? 志望学部の進路状況に教員の項目がないため心配です。
正直、教員を目指すために法学部に入学するという進路には若干の違和感があります。
おそらく大学関係者も同様の違和感を感じるはずですので、それが選考に不利に働く可能性はあるでしょう。
一般に、法学部で取得できる教員免許は、中学の社会、高校の地歴・公民などとなります。これらの教員免許は、文系学部の大半で取得できるため、資格取得者の数が多く、教員採用試験の中でも特に競争率が高くなっています。つまり、法学部からだと教員になりづらくなるのです。
また、都道府県によっては、複数教科の教員免許を持っていないと採用されない場合もあり、その点から考えても法学部は教員を目指すのに不向きの学部となっています。
教員になりたいのであれば、教育学部が最適であるのに、なぜ法学部でなければならないのか、という疑問に対し、十分な説得力のある理由をあなたは提示できるでしょうか。
それができるのであれば問題ないと思いますが、難しいと感じられるのであれば、無難に法曹や公務員、民間企業の法務担当者を目指すためという理由で志望理由書を仕上げた方がよいと思います。少なくとも、学部毎の違いを十分に調べていないのでは、と下調べの不足を疑われることはなくなるでしょう。
志望理由書を書き上げる前に、志望大学の法学部の概要とカリキュラム、将来の就職先などについて詳しく調べて直してみることをおすすめします。
なぜその大学のその学部でなければならないのかについて、説明するのに十分な理由(例:自分の将来設計に役立つ内容の講義やゼミがある、公務員試験対策講座が充実しているなど)を見つけることができれば、きっと書類審査を有利に進めることができると思います。
2015年09月更新
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