私は将来、社会の教師になりたいのですが、そのためには歴史関係の学部・学科に行けばよいのでしょうか。それとも教育学部に行かければならないのでしょうか。
「社会」に関係がある学問が多いこともあり、社会科の教員免許はさまざまな学部・学科で取得することができます。
史学系の学部・学科でも取得できますが、それ以外にも、法学部、経済学部、商学部、社会学部、人文学部、果ては農学部でも取得できる学科があるほどです。
どの大学のどの学科でどの種類の教員免許が取れるのかについては、文部科学省のサイトに資料がありますので、そちらを確認してみるとよいでしょう。
ただ、中学校・高等学校教員(社会・地理歴史・公民)の免許状を取得できる学部・学科が多いということは、同時にこの種類の教員免許を持っている人が多いということにもつながります。そのため、一般に教員採用試験における社会科の競争率は高くなりがちです。
それを考えるなら、社会科以外の教科の教員免許も取得しやすい、教員養成系の教育学部に進学した方が有利かもしれません。都道府県によっては、二教科以上の教員免許を持っていないと採用されないところもあるそうなので、その意味でも教育学部の方が有利だと言えるでしょう。
餅は餅屋ですので、より具体的な話を聞きたいのであれば、中学校の社会科の先生に相談してみるとよいと思います。若い先生であれば、比較的最近、教員採用試験を受けているはずですので、より参考になる話を聞けると思いますよ。
2014年03月更新