相談内容|教師とスクールソーシャルワーカーのどちらを優先すべき?

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教師とスクールソーシャルワーカーのどちらを優先すべき?

私は将来、いじめや不登校などの問題を抱えた子供たちと真正面から向き合える中学校の先生になりたいと思っています。 そのため、まずは福祉系の学部に進んでスクールソーシャルワーカーになりたいと思っているのですが、福祉系の学部には教えたい教科(英語)の中学校教員の免許を取れるところがないようです。 私はどうすればよいでしょうか。

回答

 そのような場合は、双方の職業毎に就くのに必要となる資格を確認し、どちらの資格の方がより取るのが大変なのかを基準にして進路を選んでみるとよいと思います。



 まず中学校の教員ですが、この職業には大学などで教職課程を修了して教員免許を取得しないと就くことができません。資格取得に必須となる教育実習のことなどを考えると、大学卒業後に取得するのはかなり難しいと言えるでしょう。

 一方、スクールソーシャルワーカーですが、教育・福祉分野での活動経験がある人でも就けるなど、就くのに必須となる資格はありません。ただし、社会福祉士などの福祉系の国家資格を持っていると就きやすくなるようです。

 社会福祉士国家試験の受験資格は、大学卒であれば、一般養成施設を卒業することで得られます。社会福祉士の一般養成施設の年限は、昼間(通学)制で1年、通信制でも1年7ヶ月~2年程度となります。



 教員免許よりも社会福祉士の資格の方が取りやすいので、まずは希望の教科の教員免許を取得して大学を卒業し、それから社会福祉士の資格を取得する進路がおすすめと言えます。

 なお、都道府県によっては、教員採用の際に、複数教科の教員免許を持っていることが求められる場合がありますので、教員が本命であるのなら、教育学部など、複数種の教員免許を取りやすい学部に進むと有利になるでしょう。

2015年04月更新

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