単位制の高校に通っています。 理科の授業では、化学、物理、生物、地学から選択ができるのですが、薬学部に入学したい場合、どの科目を選ぶべきでしょうか? なお、どの科目も1年目でその科目の基礎を取り、それ以降に化学や物理などの上下科目を取ることになります。私は今年、生物基礎を取っていますので、来年度は上下科目の生物を取る予定です。
ヒトゲノムの解析を終えた現在、生物に関する最も熱い話題のひとつは、タンパク質でしょう。
薬学部では、タンパク質をはじめとした有機物質を扱う「有機化学」が重視されるため、入試科目として化学が必須とされることが多いです。ですので、化学は必ず取っておきましょう。
次に取っておきたいのは物理です。大学に進むと化学と物理学は融合します(量子力学)。
物理学の理解にはコツが必要なため、基礎から丁寧に教えてもらえる高校の内にしっかり学んでおくと大学進学後に苦労しないで済むでしょう。
また、一部大学では化学、物理の組み合わせでないと薬学部の受験ができないこともあります。物理、化学の組み合わせであれば、薬学部以外の受験にも対応できるのも魅力的です。
生物も必要ではありますが、暗記の部分で対応できる部分が多いため、大学入学後でも間に合うでしょう。
可能ならば、1年生の内に生物基礎を学んでおいて、2~3年生では化学、物理に切り替えてはどうでしょうか。
学校の先生にも相談してみてください。
2015年02月更新