将来、音楽大学に進学したいと考えている中学生です。 私立高校の入試がうまく行き、合格できるか不安に感じていた音楽科に無事に合格することができました。 ですが、親からは公立高校の普通科に進むことを望まれており、音楽科への進学を認めてもらえません。 あきらめきれずに説得を試みたのですが、「あまりしつこいと音楽科の学費の延納に必要となる一時金の支払いをしない」と返されてしまいました。 音楽大学に入るという夢を叶えるため、ぜひ音楽科に進みたいのですが、どうすれば親を説得できるでしょうか。
他人を説得するためには、相手を納得させられるだけの材料がなければなりません。
ですので、今回の場合は、音楽科に進学することを親御さんに納得させられるだけの材料が必要になってくるわけです。
その材料を見つけるためには、親御さんの考えを知ることが重要になってきます。
親御さんが公立の普通科を勧める理由はなんでしょうか。
進学率がよいから? 学費が安く済むから? あなたの音楽の才能の程度(将来、音楽で食べていけるのかどうか)を心配しているから?
このあたりの事情は、あなたの置かれている状況について詳しく知らない私たちには判断できません。ですので、親御さんと長いこと一緒に暮らし、その考え方や性格をよく知っているはずのあなた自身で分析をして、対策を練っていかなければなりません。
そうしなければ、高校進学後、音楽大学に進学することも許してもらえない可能性が出てきます。
才能が足りないと思われているのであれば、全国コンクールで上位入賞するなどの実績を示す、経済的な問題があるなら、学費を自分で工面する方法(特待生になれるよう努力するなど)を考える、などできることは色々とあると思います。
正直、中学生の時点では親御さんに逆らうのは難しいと思われますので、今は親御さんの意見に従うようにして、音楽大学進学という夢を叶えるために何をすべきかを考えていった方がよいと思います。
今強気に出ても良い結果が期待できないのであれば、高校3年間を使って、焦らずにじっくりと親御さんを説得する手立てを考え、準備を整えていくことをおすすめします。
2014年10月更新