将来、アニメーター(動画マン)かプログラマーになりたいと思っている中学生です。 どちらも早めに社会に出て経験を積んだ方が良い職業だと思いますので、将来を見据えて高校選びをしたいと考えています。 今、美術科のある高校と工業系の高等専門学校(高専)、普通高校のどこに行くべきかで悩んでいます。 アニメーターを目指すのなら美術科のある高校が良いと思うのですが、自分に絵の才能がどの程度あるのかが分からないため、将来の進路を狭めてしまうのでは、という不安も感じます。 現在は市販の参考書やネットのイラスト講座などを利用して、独学で絵を学ぶこともできるので、普通高校に進学して、独学で絵の勉強をしていっても大丈夫なのでは、とも思います。ただ、勉強が苦手で進学にあまり興味がないので、進学しないなら普通高校に行かなくてもよいのではとも考えてしまいます。 プログラマーを目指すのであれば高専がよいのですが、高専は就職に有利な分、卒業までに5年間もかかってしまいます。実務経験を多く積むため、早めに社会に出て経験を積むことを考えると、この期間の長さはデメリットとなります。 このように、どの学校にも一長一短があり、なかなか進学先を選ぶことができません。どうしたらよいでしょうか。
将来の進路に迷いがあるのであれば、高校進学の時点ではあまり専門的な学校を選ばなくてもよいと思います。
アニメ(作画)技術にせよ、プログラム技術にせよ、高校卒業後、大学なり、専門学校なりに進むことで十分学ぶことができます。
自分の向き不向きもはっきりと分からない時点で下手に進路決定をしてしまうと、後々、後悔することになる可能性もあります。
それを考えるならば、普通高校に進学して、部活動や選択授業で絵やコンピュータの勉強をし、自分の才能がどの程度のものなのかを確かめてから将来の進路を決めていった方がよいでしょう。
アニメ業界もIT業界も、近年は即戦力を求める傾向が強くなっているため、高校新卒でいきなり就職することは難しくなっています。
それこそ人並み以上の才能がないと、高卒で一発採用とはなかなかいかないものです。
私がかつてアニメ関連の会社で働いていたとき、高卒の女の子がアニメーターとして入社してきたことがありました。高卒で採用されるだけあって才能があったのか、その子はぐんぐんと腕を上げ、今では人気アニメシリーズのキャラクターデザインをするまでになっています。
それくらい才能がある人であれば、高卒でいきなりアニメ会社に就職という進路もあると思いますが、そうでないようなら就職を斡旋してくれるアニメ系の専門学校などに進学した方がよいかもしれません。
IT業界も同様で、特にプログラマは自分の実力を証明する方法が少ないため、専門学校などで資格を取得して、即戦力として働けることを示し、就職することが多くなっています。
早く社会に出たいという気持ちも分かりますが、中学生の時点では、自分の適性もはっきりとつかむことができないと思いますので、高校時代に様々な経験をして、それから進路を決めていった方がよいと思いますよ。
2014年04月更新
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