偏差値が高い学校は、入学後の授業も難しいのでしょうか?
偏差値の高い大学の方が、基礎学力の高い学生が入学してくる可能性が高くなりますので、高校で学ぶ教科の発展系を学ぶ一部の講義(数学、語学など)については、内容が難しくなる可能性はあります。
ですが、大学で履修できる講義の内容は、高校までに学ぶ内容と直接的に結びつかない場合も多いので、必ずしも「偏差値が高い=授業が難しい」とはならないと思います。
単位の取りやすさや卒業のしやすさは、大学の違いはもちろん、学部・学科の違いによっても変わってきますので、気になるようなら、オープンキャンパスなどを利用して、あらかじめ志望大学の在学生に話を聞いてみてもよいでしょう。
例えば、私が大学時代に通っていた学部なども、偏差値と授業の難しさがあまり比例していませんでした。
当時、その学部は「パラダイス政経」と大学内で呼ばれており、授業の単位が取りやすく、ゼミ参加や卒業論文の提出が必須ではなかったため、楽に進級ができ、卒業できる学部として知られていました。
実際、私は3年次までに卒業必要単位を揃えてしまい、4年次はほとんど大学に行かず、それでも問題なく卒業できた覚えがあります。もっとも、現在ではそのような状況も変わっているようで、私の卒業した学部も、TOEICの受験やゼミ参加が必須になるなど、あまりのんびりとはしていられない学部になっているようです。
一方、私の友人が通っていた某理系大学は、留年率の高さで知られており、友人も進級するだけでかなり苦労していたようです。
このように、大学や学部・学科によって、授業の難しさ、進級のしやすさなどは変わってきます。
後で後悔しないように、事前に十分に情報を集めておくことをおすすめします。
2011年11月更新