私は食品開発の仕事をするために、フードコーディネーターになりたいと考えています。 この場合の進路としては、大学と専門学校のどちらの方がよいのでしょうか。 また、そのためには栄養士の資格は持ってた方がよいのですか?
近年、フードコーディネーターの仕事の領域は広がっており、テレビ番組や展示会などで料理を見栄えよく展示する仕事だけではなく、飲食店のメニュー開発や、レストランプロデュース、食品の販促や広報活動など、様々な仕事に関わるようになってきています。
それを考えるなら、特定の技術のみを特化して学ぶ専門学校よりも、専門領域以外の一般教養も学べる大学の方が、フードコーディネーターを目指すのに適している場合もあると思います。
ただ、専門学校には、フードコーディネーター専門のコースが設けられている場合もあり、そのような場所で学んだ知識や技術が将来的に役立つ場合もあるでしょう。
どのようなフードコーディネーターになりたいのか、によって適している学校も変わってくると思いますので、まずは栄養や調理に関する勉強ができる大学、専門学校から資料を取りよせて比較してみるとよいと思います。
その結果、この学校なら自分が学びたいことを学べそうだ、と思える学校が見つかったら、オープンキャンパスや体験入学を利用して、学校を訪ね、より詳しい情報を集めてみるとよいと思います。学校関係者に直接、フードコーディネーターを目指せるのか、実際にフードコーディネーターとして活躍している卒業生がいるのか、などについて確認してみてもよいでしょう。
進路ナビには複数の学校からまとめて学校パンフレットを取り寄せる機能や、各学校の開催しているオープンキャンパス、体験入学などの情報を検索して、直接参加申し込みをする機能がありますので、それらの機能を利用して気になる学校の情報を集めてみることをおすすめします。
栄養士の資格を持っていた方がよいかどうか、ですが、フードコーディネーターは食の専門家ですので、やはり持っていた方がよいと思います。
食品開発などをしたいのであれば、なるべく管理栄養士の資格まで取っておいた方がよいと思います。
栄養・調理以外の方面から商品開発を目指すのであれば、農学や水産学の生産関係の学科に進み、大学院まで進んで研究のやり方などを学んでいってもよいでしょう。
2011年11月更新