リーマンショック以来、大学生の就職率が下がってきていますが、中小企業ではまだ求人があると聞きました。就職難は、大手企業を狙っている人だけにいえることなんでしょうか?
不景気の時期には、多くの企業が採用数を絞る傾向がありますので、大手企業を狙っている人だけが就職難に陥っているとは言えないと思います。
ただ、中小企業の場合は、大手就職情報サイトに求人広告を出していない場合が多いので、周知度の低さから求人に苦労している事例は確かにあります。就職情報サイトに求人広告を出している企業の数は、日本全国の企業数の1%にも満たない数に過ぎませんので、極論を言えば、99%の企業が求人情報の周知を十分にできていないことになります。
そのような状況がありますので、手軽に利用できる大手就職情報サイトだけではなく、就職情報誌や会社四季報などの書物、企業の公式サイト、大学が実施する就職サポート(就学ガイダンス、合同企業説明会、独自情報サイト、独自情報誌、大学や学部に届く求人票など)など、様々なメディアを活用して、大手企業以外の中小企業の中からも、自分の希望や適性に合っている企業を探すようにして就職活動を行っていけば、満足のいく就職ができる可能性は高くなるものと思われます。
2011年03月更新